令和1年8月20日 肌寒い

 朝は、盆が明けて涼しくなった。

 今日は、昨日梱包した設備の出荷の日。今週は、久々のまとまった雨の予報で、朝からザーザー降り。

 出荷の前に、以前見積もりした化学メーカーのコストダウンの要望があったようだ。1000万円を半分で出来ないか?”そんなの無理でしょ!”心の中でそう思いながら、何か作戦がないか考えてみる。この化学メーカーは、平成30年6月に引き合いがあり、グローリー電子工業株式会社から、斎藤常務取締役工場長、是永生産技術課長、新海哲也生産技術主幹技師、私の4名で出向き交渉した。そこは、フォークリフト等のバッテリーを製造する日本有数の工場で、3番目の大企業である。平成31年3月交渉がトントン拍子で進みバッテリーの鉛端子を鋳造、成型する装置を3台納品した。それからの付き合いで、コストダウンの依頼があったのが、鉛を溶かす炉に材料を投入する部分の自動化装置だ。

 最近は、渋沢社長の判断が、個別の案件にも及び、このコストダウンを先に進めるのか、否かをジャッジしている。この現象は、経営側と生産技術課員の相互不信からくるものなのか、適切なジャッジを怠ってきたのか、どちらにしろマイナス方向のモーメンタムが作用している。この間で繰り広げられる”劇場”がとても面白い。当事者の中にいるのだが、俯瞰してみると、滑稽でしかたない。グローリーという会社は、渋沢、斎藤の2トップ経営で、ここ数年運営されているが、過去の遺産が重くのしかかり、このままで、抜けれるかどうかわからないトンネルを未だ彷徨っている。この間、社長の取り巻きは、50代以上の上層部がほぼ追い出され、大塚総務課長、峰岸経理課長を除く古参は、今は別の道を歩んでいる。

 朝から、課長が社長に上奏し、私はその影響で、経営判断待ちである。

 今日のメーンイベントと思われた出荷作業を10時の休憩明けから、女性だが力持ちの吉永さんと、途中から、これまた任せておけない定年まじかの小泉技師と出荷する為に扉の解体を1時間かけて行った。熊谷、秋山主任技師の両名は、盆連休中に行った移設工事の立ち上げで、四日市市初芝電器へ向かった。大沼主任技師は、四国へ組み上げたシステムの装置との融合の為、大雨の中1人社用車で、仕様打ち合わせに向かった。こんななか普段あまりしない出荷扉の解体を珍しいメンバーとともにやらざるを得なかった。昨日の、ストレッチフィルムを巻く作業が後を引いている。軽くめまいがしているが、今日はまだ涼しいので、快適だ。

 午後から、ハンドリフトで設備を扉まで、運ぼうかと思いきや、新海さんから別設備の配管が終わっていなかった為、出来そうな私に依頼あり、3時まで配管2本とその他の大量の配線をはわせて製造からやってきた武東さんにお願いした。若干23歳の女子だ。

 今日は、闇営業があるので、これくらいで終わりたい。既に雨は止み、出荷扉が開いているので、暑い。湿度が高いのだろう。

 

以上